はなみずにっき

はなみずぐらいのブログ    コピーライター/脚本家

3月につくったものまとめ

【仕事】
・水道業者の事例紹介マンガ(シナリオ制作)
・イベント企画会社のコーポレートサイト記事企画
・キュレーションサイトの記事制作
・幼児向け動画シナリオ提案

 

【公募】
C-1グランプリ
●第2回 HOME’S住まいの川柳

 

【創作】

 

ichihara103.hatenablog.com

 


今月は確定申告と新しい仕事への取り組みでバタバタしてたなあ。
売上げ的には去年とさほど変わらなかったのでひと安心。
いや安心してる場合じゃないんだけど(汗)

QOLというかワークライフバランスというか、
仕事と私生活をうまいこと両立させるぞー!

りうおうかーど

先日、こんな夢を見ました。
『カルテット』の家森くんも言ってましたが、

人の夢の話を聞いても「へー」しか答えられないし、「へー」からは何も生まれないでしょ。
「へー」を生まないで。

というのもよくわかるので、ヒマな人だけ見てください。
オチも別にないよ!

 


※   ※   

 


将棋が強くなって竜王(棋士の中でも最高峰の称号)になりました。

 

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後日、飲み会で将棋のことを知らない友達に
「いやー、俺竜王だからさー」と調子乗って軽口を叩きます。

 

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もちろん、ボケというかウケを狙ったつもりですが
その友達はピュアな目でこう聞きました。

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それを証明できるもの、とは……? 

 

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一般の人は将棋のニュースなんて見ないだろうし、
賞状や記録はあるけど(実際あるの?)
筋肉とか知識とか見た目で明らかに「竜王」とわかる要素はないですよね。

将棋以外で自分の実力を証明する方法がないことに危機感を覚ました。
(賞状あればいいじゃんと思うけど、そこまで頭が追いつかない)

 

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そこで私は将棋連盟の元へ駆け込みます。 
そして、将棋連盟の偉い人に
竜王の称号を証明するカード(免許証みたいなやつ)」をつくってくれと言うのです。
すると…… 

 

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連盟の対応は冷たく、あっさり却下されました。
というのも、私は奨励会(棋士の養成機関)出身じゃないので異端扱いなんですね。
しかも、ポッと出てきた新人なのに妙に斜に構えていて
将棋界はもちろん将棋ファンやネット民やら一般の人やらマスコミやらに
総じて嫌われてる設定です。ひどい。

 

でもこっちは実力を示すカードが欲しくて必死です。
そこで、こんなことを言い出します。

 

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ツイッターとかで炎上させたろかなという浅はかな考え。クソですな。

将棋連盟としてはめんどくさいし、こいつムカつくけど
炎上したらたまらん、ということで
ムリヤリつくってもらう。

そしてできたカードが超絶ダサい。

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「りうおうかーど」とか書いてある。

写真も文章もなめきっている。 
これは私のみならず、歴代の竜王に対する侮辱であり
将棋界に対する宣戦布告と受け取ります。

 

そこで私が取った反撃方法が
「くっそ、ツイッターに書いてやる……!」でした。

そこでもツイッターかよって感じですが、
実際こんな局面に遭遇したら確かにSNSで祭りにしそう。
リアルといえばリアル。

 

※   ※   

 

……ていう夢です。

 

結局、長くなっちゃったのでツイッターではなくブログにしましたが
正夢ということになりました。なるのかな?

 

将棋はここのところ負けっぱなしなので
そのネガティブな感情から出た夢でしょうか。

 

 

将棋楽しいよ!

BUMP OF CHICKENいいじゃん(1/2)【ネタバレ】WILL POLISおもしろい

https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61terGKfQDL.jpg

 

 

前回はバンプ好きになった経緯をすっ飛ばしていたので、ちょっと説明させてください。

 

もともと好きになったのは母親なんです。
僕はといえば、もちろん名前は知ってるし2、3曲は聴いたことあるけど、
いかんせん人が勧めるものを否定したくなるという
クソみたいな思考だったので無条件でバンプのアンチになっていました。


で、ある年の母の誕生日に
プレゼントのネタが尽きてバンプのDVDをあげたんです。
そしたらすごい喜んでくれて。

「超良かったからアンタも見て!感想とかいろいろ聞きたいし、話したいから!」と
視聴&感想提出を義務づけられたのです。

やっべー、感想文とか学生以来の感想文じゃんきっつー
とか思って渋々観たのですが、これがおもしろかったのです。


観たDVDはこちら。

 

www.bumpofchicken.com

 


1枚はライブ映像で、もう1枚は「WILL POLIS」という短編作品です。
CG?アニメーション?よくわからんけど、ゲームにあるようなムービーです。

 

ストーリーとしては、「理想郷を探しながら、本当に大切なものに気付かされて成長する物語」って感じ。

 

いやいや、松坂桃李かっこいいんすよ。
声だけなんですけど。かっこいいんだって。

 

本編のテーマと、バンプの世界観って似てる気がします。
なんというか、陰の肯定を経てたどり着いた陽の肯定というか。
あんまりポジティブポジティブしてるもの(陽)ってなんかうさんくさいじゃないですか。
正義は勝つとか、努力は報われるとか、愛がすべてを解決するとか。

でもそれってザ・フィクションだしご都合主義というか教科書的というか、宗教チックというか。
薄っぺらいメッセージとすっかすかの中身と説教くさいのがちょっと困るのもあったり。

だからといってダークサイドに堕ちるのは簡単です。
誰も救われないストーリーやショッキングな映像やインパクト重視の設定にして
強烈な味付けをするのは誰にでもできるでしょう。

 

でも安易にそうせず、きちんと光射す方へコントロールしてるのが見事でした。

 

無責任で能天気にウェイウェイやってる連中の手頃なハッピー感より、
暗くて友達いなくて人生ハードモードのトラブル環境のなか
それでも人生を肯定的に捉えてポジティブに向き合ってる人の姿は尊い

 

だからこそ、陰を肯定しつつ、乗り越えた末にたどりついた陽というのは
ドラマになるのです。基央くんの思想の源流もそういうとこにあるんじゃないのかな。

 

やべえ、くっそ長くなっちゃったな。
別トラックのミュージックビデオも良かったですよ。蜷川実花コラボ。
蜷川実花かあ、ほええー、めっちゃ甘美ぃ」ってなる。

 

そいや全然関係ないけど、「蜷川実花」って名は体を表わしてるよね。
普通、逆じゃん。
なんつーか名前に「美」て入ってる女子はたいてい美人じゃない、みたいな。
そう考えると、花とか実とかをめっちゃ上手に使って作品にするって、まさに名は体を……

 

て、フィクションかーい!!!
みたいな。

 

 

多分「こいつ何言ってんだ……?」状態だと思いますが

そんな方ほどぜひDVDを観てもらいたいです!

BUMP OF CHICKENいいじゃん(1/2)

http://www.bumpofchicken.com/common/images/bg.jpg

 

彼らの登場と流行は、僕が高校の頃だったろうか。
思春期特有のひねくれた思想に染まっていた僕は
「人が良いと思ったものを否定し、誰も知らない作品を肯定する」のがクセになっていた。

 

そこが、そもそもの失敗。
僕は友達が勧めてくれたバンプの初期名曲の数々を
無条件に唾棄する使命感すら抱いていた。

 

絶賛すればするほど、僕は踏みつぶしたくなる。
そんなイタい高校生だった。
この気持ち、わかる人にはわかるだろう。

 

遅ればせながら、ようやく僕もバンプの魅力に追いついてきた。
そこでライブには行ったことないし、すべての曲を知ってるわけでもない。
でも、だからこそ感じる「好き」の初期衝動をまとめてみた。

 

思ったより声がでてる

以前、Youtubeか何かでライブの映像を観た時にがっかりした。
声量が貧弱で、スタジオ音源の方が何十倍も良いのだ。
所詮、スタジオバンドか、みたいな評価を勝手に下していた。
でも、このDVDを観る限りそんなことはない。
思ったよりも声が通るようになっているし、心に響くものがある。

 

ちゃんと音づくりしてる

機材とかの詳しいことはわかんないけど、音に対するこだわりがすごいっぽい。
ギター・アンプ・エフェクターにもろもろの種類を組み合わせたら、
ほんと無限の組み合わせがありそう。
でも曲のクオリティを最優先に、音へのこだわりが尋常じゃない。
これはアスリートでもクリエイターでもどんな仕事でも同じだろうけど、
ストイックに何かを追求できるのはある種の才能。

 

良い意味で不器用

男女関係もそうかな。完璧でソツのない人に憧れや萌えはあるけど、
共感(親近感)や共鳴(連帯感)は生まれにくい。
だからこそ、ちょっとした欠点や不器用そうなところ、
つまり不完全性があるとほっとけない。
だから応援するし、そういった人が頑張ってる姿にはドラマを感じる。

 

実例で言うと、藤原くんの素の声質はあまりクリアじゃないんだよね。
少し低めだし、声は小さいし、ボソボソ喋るから無意識に
「ちゃんと聞かなきゃ」て引き込まれる。
実は自分もそういうタイプで、自分は普通に喋ってるつもりでも
ボソボソ声だからよく聞き返されます。

あとよくあるのが、みんなが喋ってるとこに入ってくと、
その声質からか皆がちゃんと聞かなきゃ聞こえないて感じでシーンとなるんだよね。
そんな感じで、声が弱い人は注意して聞こうとさせる。

 

ビッグになっても変わらない

バンプの成長は、現在進行形のサクセスストーリーなんですよね。
昔から知ってるのに、気付けば武道館のライブを成功させてる。
ビッグになったなあ、みたいな。しみじみしちゃう。
だから応援していて報われる喜びがあるし、長くファンやってた人にとっては最高の恩返し。

 

ファンになっとけば、彼らはこれからももっと先の成功や価値あるアクションでファンを熱くさせてくれるだろう。大丈夫、今からでも間に合う。その感動をもっと強く長く味わうためにも、早いうち素直にファンになっといた方が良い。

長期的に運用するほど利益を生みやすい投資信託みたいな。
(わかりにくかったらごめん)

 

藤原基央のカリスマ性

上記をまとめると
・思ったより良いじゃんていうギャップ
・ストイックに我が道を行く感じ
・聞き手を引き込む独特の話し方

とかもろもろの結果、不思議なカリスマ性が出てくる。

それでいてスキャンダルとかないから好感度も抜群だし、
何かファンを大事にしてくれるイメージが
安心感とか信頼感とかにつながってもいるんですね。

 

男子から見たら、正攻法で結果を出し続けるから
自分も負けずに頑張ろうと思わせてくれる仲間。

女子から見たら、仕事に一生懸命でベタベタした関係じゃないけど、
信頼し合っていて大事にしてくれる彼氏。
または自分にはない才能や志を持っていることを尊敬して、健全な関係でいられる友達。

年下の子供から見たら、こういう立派でブレないアーティストになりたいていう憧れ。

年上の親世代から見たら、口下手だけど誠実で努力家で安心できる好青年。

何かもう老若男女に支持されるタイプじゃない?
そこを狙ってアイドルぶったり優等生面してるわけじゃないのに、そこがカッコいい。

 

グダグダと取り留めもなく書き連ねてみましたが、
バンプの魅力ってなんでしょうね?

 

ていうか、ムリに言語化する必要はありません。
好きなものは好きなうちに、好きなだけ楽しみましょうぞ!

 


どうせいつか終わる旅を
僕と一緒に歌おう
(HAPPY)

体育会系は好きで嫌いで好き

http://free-photos-ls02.gatag.net/images/lgf01a201311212000.jpg

 

スポーツで何が好きかと言ったら野球です。

でも野球というか体育会系が持つ良くないイメージもあるよね。

 

その原因はこんな感じでしょうか。

 

戦時中の軍事演習は、統率と秩序が超重要。
(一人でも勝手な行動する奴がいたら、組織全体に悪影響を及ぼすから)

体罰をしてでも、厳格なルールに基づく団体行動を強制する。

野球の指導は、戦前の軍事教育をベースにしている(らしい)。

つまり、この時代に野球をやってた人は軍事教育と同じシステムで育った。


どうだろう。

 

この流れで育った指導者がほとんどから、
間接的に現代人も軍事教育を濃縮還元した現場にいるのではないでしょうか。

 

盲目的な上下関係や非合理的な秩序が横行する特殊な環境てこわいよね。
もちろん、体育会系の良いとこもあります。
礼儀とかチームワークとか努力や成功体験で自信をつけるとか。

 

野球は好きだけど、体育会系特有のノリは嫌いで、
でも大切にすべき部分もあって好きっていう。
なにこのサンドイッチ。

 

人格形成とか精神修行ていう意味は確かにあるだろうけど、
部活やスポーツを嫌いにならない仕組みづくりは必要。

 

だってやっぱり、

勝つって楽しいからね。

2月につくったものまとめ

【仕事】
・水道業者の事例紹介マンガ(シナリオ制作)
・イベント企画会社のコーポレートサイト記事企画
・キュレーションサイトの実制作


【公募】
オリックス 働くパパママ川柳
KNBラジオCMコンテスト2017
●豊島区庁舎跡地エリアの愛称募集
●第13回 K-mixラジオCMコピーコンテスト

 

あばば。今月全然、活動してない。

中旬に体調崩して1週間以上休んでたっていうのが大きいな。

体調管理は最低限やってたつもりだけど、
いきなりやられるからヤバい。

 

みなさんもご自愛なされよ!

乳酸菌ショコラはわるくない

https://prtimes.jp/i/2360/620/resize/d2360-620-811277-1.jpg

 

乳酸菌ショコラの「生きた乳酸菌が100倍とどく」ていうコピーが
消費者庁からツッコまれたらしい。

これ、書いた人は薬事法とか当然意識してたはず。
「大丈夫ですかね……?」とか確認取ってるはず。
でも「根拠あるんだから大丈夫っすよ、いっちまいましょう!」とか言われたんだろうな。

でもその根拠は実際、微妙だった。

diamond.jp

 

たしかに、実験では乳酸菌をチョコレートで保護したら、
ほかの乳酸菌の粉末とか乳酸菌配合ドリンクと比べて
33,000倍も残ってたらしい。
100倍どころじゃないよ。
33,000倍だよ。

でも、それはあくまで試験管に入った人工液の中での話。
だから人体にも言い切れるかは怪しいんだって。

そもそも乳酸菌とかは消化・吸収に個人差があるから、
栄養の数値化も実は厳しいんだとか。

えらいもんで、研究を担当した教授本人もこう言っている。

 

「現在の科学技術では人間の腸内でどれだけの乳酸菌が生きているかは人間を解剖して検証する以外に定量的に測れない」

と……。

やっぱり、ストップをかけた人はいるはず。
でも広告としてのインパクトを重視して
「研究ベースで33,000倍あんなら控えめにいっても100倍で行けんだろ!」とGO出した人もいるはず。

こりゃ気の毒としか言えない。
炎上商法狙いとか「ツッコまれたら差し替えりゃいいか」ぐらい軽いノリだったとかは思わないけど、
33,000倍ていう数字を使いたくなるのもわかる。

そこで「たくさん」「もっと」「驚くほど」みたいな言葉が濁すと
コピーとしての訴求力はふわっとしちゃうからね。
難しいよなあ。。。

 

……と、この辺でふわっと着地させようと思ったんだけど、
オチがないので少しツッコんで調べてみた。
妙にざわざわしたっていう直感もあるけど。

このコピーを書いたのは、この人らしい。

https://www.tcc.gr.jp/uploads/copitan/4f/4fe057850111e3e617d33e3e1f794ebfb672fcec.jpg

売れっ子コピーライターの、こやま淳子さんだ

 

www.koyamajunko.com

 

この人のことはよく知らない。
でも、良い印象は持っていない。

というのも、以前こんな記事を見たからだ。

 

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コピーライターの登竜門的な大きいコンペで
審査員をやってらっしゃるんですが、
そこでのコメントです。

 

今の自分にはムリかもみたいに謙虚な姿勢を見せるかと思いきや、
なんだかんだ言った後に
「100万円くらい自力でさくっと稼げてしまうからです」って……。
こういう言い方はないでしょう。嫌味というか、傲慢というか。
何より品がない。

 

まあ、私は協賛企業どまりにも手が届かないので
スキル的には天と地ほど差があるから何を言っても僻みにしか聞こえんでしょう。そこはホント力不足でごめんね。

 

仕事というか広告には何の罪もないのに、
作り手の印象が悪いと擁護する気がなくなる。

 

作家と作品は別物。
これはミュージシャンとかにも言える。
クスリやってる人は悪いけど、クスリやって生まれた音楽は悪くないとか。

 

いや、ううん、なんかもう、だいぶ話が相当ズレそうだから、この辺で失敬。