「がんばって」がNGワードでがんばれない
(私が載せられる全力の風俗)
風俗関係の仕事がきた。
いや、こう書くと誤解を招くので正確に言うと
風俗店を紹介する仕事だ。
私が風俗店で働くわけでもないし、
客が好きな店でリフレッシュできるなら良いし、
単純な店舗紹介の仕事なら問題ない。
でも、今回は女性向け求人サイトなんだ。
つまり、風俗店で働こうかなと考えている女子に対して
「このお店はいいよー」と勧める仕事と言える。
拡大解釈すれば「風俗業界の仕事を後押しする」とも。
でも実際に女友達から「風俗で働こうか迷ってるんだよねー」
なんて言われたらやっぱり気軽に「良いんじゃないのー」とは言えない。
そこでうだうだ考え始めたのが出発地点。
はじめにたどり着いたのは
風俗で働いた結果、人生破綻して引き返せないことになったら申し訳ないな
という形のない責任感。
「人を不幸にする可能性がある仕事」に加担するのはあんまりなあ。
でもそれって自意識過剰かもかも。
言ってみれば、関わったのがふつーの新卒求人サイトだったとして、
どんなに企業を素晴らしく紹介しても実態がブラックかもしんないし
その辺はもう責任持てない。
でもそこから考えたのは、
そんなこと言い出したらどんなに健全な仕事でも
誰かを不幸にする可能性があるってこと。
例えば、全人類が喜ぶ画期的な商品を開発したところで、それが争いの火種になったり社会的に困る人も出てくるだろう。
花粉を完全撃退するマスクをつくったら、それ持ってない人が超ツラくなったり
花粉症ビジネスで生計立ててた人がダメージ受けたり。
いやもうその辺りは人それぞれっつかケースバイケースっつーか
楽あれば苦あり、苦あれば楽ありっつーか
森羅万象、塞翁が馬っつーか。
選択と解釈は無限っつか。
人それぞれっつーか。
自分次第っつーか。
知らんがな。
すべては可能性、確率、選択肢の数にすぎない。
そんなこと言い出したらキリないでしょ。
真田丸で信繁(堺くん)が言ってたように、「命を損なわない戦」のための策を取れるのが理想だとは思うけど、その辺も含めて空虚な理想論にすぎない。
みんな好きっぽいカレーをきらいな人がいるように。
肉は食べないのに卵は食べんのかい、ていうベジタリアンの葛藤のように。
メンタル気にする人に「がんばって」と励ますとプレッシャーになるから言わない方がいい、のように。
本音は「ほっとけよ」て感じだよなあ。
でも、こと風俗関係についてはネガティブな面が多いのも事実。
仕事に対する自分のポリシーがあれば判断しやすかったかな。
やべ全然考えてなかった。
ううむ、とりあえずはなるべくそういうこと考えないで済む仕事を大事にしよう。
駄文長文すみませぬ。
結論。
行きたければ止めない。
ただ、覚悟はあるか。