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はなみずにっき

はなみずぐらいのブログ    コピーライター/脚本家

【読書感想文】もっとクイズで学ぶデザイン・レイアウトの基本

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『もっとクイズで学ぶデザイン・レイアウトの基本』

著 : ハラ ヒロシ/ハヤシ アキコ/平本 久美子/ヤマダ ジュンヤ
翔泳社



この本がディレクターだったら良いのに。

 

とても良かった。
とても良かった。

問題形式になっていまして、私の正答率は7割ぐらいかな。
いや謙虚に言って6割ぐらい。


デザイン関係の本はいくつか読んできたけど、
改めて勉強になる部分が多かったです。


中でもコピーの置き方っていうのは参考になりまくり。
・文字に背景色を置く。
・ベタ塗りと組み合わせる。
とか。

コピーの書き方を学ぶ機会はあっても、
コピーの置き方を学ぶ機会はなかったので超新鮮でした。


形としてはよくあるものだけど
「AとBを比較したらこうする方がいいよね」
て言われて納得できるものばかり。


ていうか、この表現は○○な理由でこういうテクニックにしたのかも、ていうのがわかる。
例 :
写真の切り抜き→背景に余計な物が写り込んでた
とか

で、不正解のBに関しても
「こうすればマシになるよ!」
ていう改善策もすごい完成度高いの。


ここまでは読んだ人が同じような感想持つだろうけど
コピーの人から言わせてもらうと本書のすごいところは

ボキャブラリーが豊富

という点。

「不安定」とか「迫力」とか「安っぽい」とか、
NG例の理由を示す表現が、とても語彙力豊富ですっごい説得力ある。
もうすっごい。すごいよりすごい、すっごい。
なるほど!てなりまくり。

 

なんちゃってアートディレクターは使い古された表現で
(「眠い」とか「刺さらない」とか否定語ばっかり)
ダメ出しの方向性がわからない時ってあるじゃないですか。
ディレクターの説明そのものが主観的でわかりにくく、
なるほど感がない。

 

「眠いのはわかった。じゃあ、はっきりさせたらいいの?」
「いやいや、なんかこうパッと目を引く感じにさ」
とかゴニョゴニョ言われるより
「迫力が足りないんだよ」
て指摘された方が腑に落ちやすいわけですよ。

 

これは仕事柄というか、感覚型と論理型でいう分類だったりするんですかね。
とにかく正確な言葉で描写できるというのは、
仕事を進める上でも人間関係においても
超重要だよね。

 

で、「どんなライターが書いたんだろう。さぞ力のある方なんだろうな……」と思って
巻末の著者紹介ページを見たら、全員がディレクター(グラフィックデザイナー)なわけ。


ディレクターは文章のプロじゃない、と勝手に思い込んでたけど
仕事ができる人は文章も上手なんですね。


やる気メラメラ出てくる1冊です。