モテない先生もいるんですよ
塾講師をしていた時のことである。
生徒「せんせい!」
先生「なに?」
生徒「ガチャピンが恐竜って知ってた!?」
先生「うん」
生徒「さっすがー!」
はは、無邪気なことよ。
ケース1
【「(A)を知ってた?」という問いがなされた時点で、
その件が誤りでないとほぼ明確である場合】
聞かれた瞬間、仮に知らなくても、聞かれた瞬間に「知る」という動作が達成される。
コンマ数秒とはいえその後で返事をする時には「知っている」という過去完了形の状態なので、
堂々と知っている(「うん)」と言える。
ケース2
【仮に「ガチャピンが雪男だって知ってる?」と、その件が誤りである場合】
「うん」の後に「ちがうよー、しったかすんなよー」と言われても、こう返せば良い。
「あれ、そうだっけ?いや、先生が子供の頃はそういう噂もあったんだよ。
ていうかガチャピンって知ってるんだ。すげーな。
俺らの頃からずっと活躍してんだなー」
とか、生徒が知るはずのないジェネレーショントーク(ご当地ネタでも可)を展開させながら、
やんわり話の方向を変えて引きこむのだ。
つまり、知っていようが知っていまいが
どのみち「うん」ていえることを知らずに
「物知りな先生すごーい」と心象をアップさせるテクニックである。
まあ、こんなこと考えてりゃモテないわな!!