はなみずにっき

はなみずぐらいのブログ    コピーライター/脚本家

万歩計の名前の謎

http://free-illustrations-ls01.gatag.net/images/lgi01a201405080800.jpg

 

5年前に書いた文章が出てきたので、
供養がてら公開いたします。
当時はブログとかやっておらず、
完全に自分用のメモ感覚で書いていました。
そのため、文章の拙さやテンションのおかしさ、
そもそもの内容のくだらなさなどを
まるっと飲み込んでいただければ幸いです。
なんで中途半端な関西弁なんだろう。
では、参ります。
……

 


「夏日」いうやん。
真夏日」ゆうやん。
猛暑日」ゆうやん。
そんで今は「地球温暖化」の真っ最中やん。
したらな、うち、その次のもっと暑い日は
「烈暑日」になると思うねん。

なんでかっていうとな、「烈」には「はげしい」という読み方があって、
「秋霜烈日」という言葉もあるらしいねん。

 

秋の厳しい霜と夏の烈(はげ)しい日の意から》刑罰•権威•志操などが厳しくおごそかであることのたとえ

秋霜烈日(シュウソウレツジツ)とは - コトバンク

 

つまり夏の暑さの烈(はげ)しさは前時代的にせよ認知されているわけやねんな。

ちなこれmacのスクリーンセーバにある
ランダム辞書で知ったんや。
あいつめっちゃ賢いやろ。


これは、でも、あれやねん。
「烈暑」でググったら、何件かヒットするねん。
てことは、何人かは「烈暑日」という言葉がポンと新しく出てきても
すんなり同意してくれる人がおるんやろな、て寸法もあるねん。

しかしまあ、逆にや。
これを商標登録ちゅうんか?
よく知らんけど、権利的なものにすることができればウハウハちゅうことちゃうかな。
まあ、わしとしては単純に
「これ最初に言ったんは僕やねんでー、すごいやろー」
みたいなことをしてみたいんや。

で、ちょっと調べてみたんよ。商標登録。

そしたらさ、あのー、「歩数計」てあるでしょ。
僕が「歩数計」に出会ったときは「万歩計」ていうお名前やってんな。

お店にそれ買いに行ったら、万歩計がぜんぶ「歩数計」コーナーになっててさ。
「あれー、最近は万歩計じゃなくて、歩数計ていうんだー」
ていう新鮮さに感心したんよ。

あのー、あれかな、その理由というか経緯はさ。
放送禁止用語つうか、差別用語つうか。

そんな感じのいただけない言葉は変えよう、いう社会の風潮あるからかしら。
ほら、「障がい者」とか「子ども」とか
デリケートやんか。

一部ではそんなの無意味だ!逆効果だ!政府の自己満足だ!
みたいな声があんねんけど、
そうか、そうよね、万歩計だもんね。

いやあえて僕は平仮名で書くよ。

まんぽけいだもんね。

そりゃ規制の手が入るよ。
仕方ないね。諦めなさい。ふひひ。

なんてゲスな想像をして納得してたら、
「万歩計はただ商標登録されてるだけだす」
という至極真っ当な理由で使ってないとわかって赤面。

恥辱にまみれた僕は
劣情の塊と成り人糞に埋もれるより他に生存すべき場所を失った。
ぐふ。