アードマン連結体
SFや外国の話って、どうも距離感があってニガテだ。
人物名はごっちゃになるし、名前から人となりを想像できないし
なんというかフィクション性が強くなる。
現実感がない。感情移入できない。入り込めない。
なーんてイメージを持っていただけに、本作はとても読みやすかった。
例としては不適切だけども、映画を観ているような感覚。
科学への興味とか超大作SFって感じじゃないだけに、
ライトに楽しめる。
以下、印象的だった文。
死はひとつのステージからべつのステージへの移行にすぎない。
P182
真実ほどすばらしいものはない。
マイケル・ファラデー(※補足 : 物理学者)
P199
万物の創り主は冗談がお好きとみえる。
P350
金は人を変えるわけじゃない。ただ本性を増大させるだけだ。
P376
ネクサス=連結体
ツィゴイネル=「ジプシー」を意味するナチの言葉
外来者恐怖症=ゼノフォビア(※補足 : 外国人恐怖症とも言うらしい)
なんか賢くなった感じ。やったね!