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はなみずにっき

はなみずぐらいのブログ    コピーライター/脚本家

自分との戦いは終わらない

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勝負の相手は、常に自分と決めていた。

他者と戦うことを、意識的に避けていた。

なぜなら、他者との勝負は
一時的な優劣を競うだけの
不毛な争いにすぎないからだ。


しかし、そうだろうか。

本音を言うと、負けるのが嫌だから
逃げているだけではないだろうか。

コミュニケーションが得意ではなく、自意識過剰で、神経過敏。
対人関係が希薄でそもそもの競争力が乏しい私にとって、
敗北は自世界の崩壊をも意味する重大なストレスである。


怖いのだ。
自身の愚劣を暴かれるのが。

認めたくないのだ。
自身の無価値を確定されるのが。

とはいえ、他者との比較は所詮、
相対的な数値・現象の差に過ぎない。

まして、芸術などという曖昧な評価基準なら
勝敗を決する要素は不確定だ。

売上、市場価値、評価数、影響力。
我々人間の存在における
本質的な勝敗を左右するものはなんだろうか。


だから私は、私自身を越えることにのみ
意義を見出している。
(最初に戻って無限ループ)


結局、人生を勝敗で考えているうちは
いわゆるラットレース状態なんだろう。

「解脱」とはよく言ったもんだ。

意識の低さを自認する私は
競争すら放棄する人生を選ぶ。