【映画感想文】人類の生命賛歌(ゼログラビティ)
「最新技術を使った豪華なSF映画かな〜」
と思ってたら、生きる意味や哲学を投げかけてきた。
ストーリーで言及されてることは置いといて、
生命賛歌を演出するモチーフはこんな感じ。
・「母なる大地」というセリフ
・命からがらISS(要するに宇宙船)にたどり着いた時に見せた「胎児のポーズ」
・地球に不時着した場所が「海」
・そこで印象的に泳いでいた「蛙」
※縄文時代には蛙が生命の象徴と考えられていた、はず。
たぶん、気が付かないとこでももっとあったのかも。
すごいなあ。シナリオだけじゃなく、こういうとこに気を付けると深みというか完成度がグッとあがるんだよね。
ちなみに原題は「グラビティ」。
「ゼロ」をつけることで、虚無感や緊迫感を表現したんだろう。
生命という0から1を創る行為を強調するために、あえて0をスタート地点に設定したとも言える。
宇宙好きはもちろん、哲学とか神話好きにもおすすめです!
ぜんぜん関係ないけど、中学時代にブームだったDEENの曲も貼っ付けておきます。
月が地球の周りを回るように
君に引きこまれてく月が地球の周りを回るように
これ以上近づけない
うわ、かっこえ。