はなみずにっき

はなみずぐらいのブログ    コピーライター/脚本家

カルテットは最高だったから最高に冷めた

http://www.tbs.co.jp/quartet2017/img/top_image.jpg

 

みなさん、ドラマ観てますかー。

 

毎シーズンで2、3本は好きな作品が出てきますよね。
4月はバタバタしていてチェックしきれなかったので、
今さら撮り溜めてたドラマを観てます。

 

前期でもっとも注目してたのは
冒頭にもある通りですが、『カルテット』です。

 

殺人の疑惑のハラハラ感と
リアリティあふれるアドリブの応酬のような自然な掛け合い、
そしてすべてに細工が凝らしてると思わせる巧みな演出。

 

変にツッコむ所もほとんどなく
回が進むに連れてどんどんのめり込んでいきました。

 

ネット界隈でもいろんな解釈とか考察が飛び交って、
仕掛けのうまさや発見に感動を覚えたものです。

 

「これは自分史上、歴代ドラマのトップ3に食い込んで来る可能性もあるぞ〜」
と期待度がぐんぐん上昇。

 

……が、結果的に言うと冷めてしまいました。


なぜかというと、運営がコメントを出してしまったからです。

あるネットでの考察に、「時間逆戻り説」というものがありました。

 

togetter.com

 

なるほど、その主張や根拠に納得できる部分も多く
どう回収するかも注目の的に。

しかし、その説に対して
運営が「いやいや、それはちがいますよ」
と公式発表してしまったのです。

 

 

 

「時間逆戻り説」の理由となった本編の一部について、
それはただの人為的ミスだったとのこと。

 

運営としては、
「いやいや、こっちのミスで変な解釈させちゃってごめんね」
という誠意を示したのかもしれません。

 

でも、それっていりますかね??

 

極端な話、言ってみればドラマの解釈なんて人それぞれ。
まして、完結していない物語の途中で
答え合わせをされると窮屈に感じてしまうのではないでしょうか。

 

実際、私はそこでブレーキをかけられた気になったのが事実。
「なんだ、ちがうのか……。じゃあ、どんな展開なんだろう!」

とムダに、勝手にハードルが上がった割に
それを超えられず、むしろちょっと
グダグダってなっちゃったからです。

 

クレームをつけるつもりはありません。
ただ、最高の作品になる可能性があっただけに
非常に惜しまれるドラマでした。

 

実はまだ録画しているのを消せないでいるので 、
このモヤモヤが治まったら
ピュアな気持ちでもう一回観てみるつもりです。

 

www.tbs.co.jp